講演 「ブロードバンド&IP電話の導入術」
                       菅原 善一氏(技術士会会員,情報)

平成15年 7月16日 (水) 18時〜20時 電気技術開発株式会社JRビル会議室 出席者26名

1. はじめに
昨年11月Y社の勧誘を受け,IP(Internet Protocol)電話との出会いとなった。同社が,4月商用 サービスを開始し,急激にユーザを増やして,IP電話元年と言われた。日本は,ADSLを中心と するブロードバンドの伸び率が世界一となっている。

2. IP電話とは
IPを使って音声電話を実現するサービスや製品を指しているが,インターネットを使ったものと 専用IP網を使ったものがある。

ネットワークへの接続法が,両端末について直接接続する場合,電話網経由となる場合の組合 せがある。Y社の方式は,通常の電話を,Vo(Voice over)IPゲートウェイとなるアダプタを通し て接続するので電話網経由方式より安くなる特徴がある。

3. IP電話サービスの仕組み
アクセス回線事業者,インターネット接続事業者,電話事業者が関係するが,Y社はそれら全 てを包含していて,競争的価格にしている。

緊急電話等IP電話にできないこと,050で始まるIP電話の番号についても説明があった。

4. IP電話の導入術
スプリッタとIP機能付ADSLモデムが,別になっている会社と,一体になっている会社(Y社) がある。講師宅の接続形態は,更にブロードバンドルータを加え複数のパソコンを接続している。

5. IP電話のメカニズム
接続制御やパケット構成の説明から制御機能,品質劣化要因と対策技術,更に音声品質の評価 方法,評価尺度,セキュリティ問題,ネットワーク環境の変化の説明があった。

6. ブロードバンドの動向(略)

7. 今後の展望(略)

身近な興味ある話題で,質問が多く出た。講演資料は,会のイントラネッツで欠席会員も閲覧 できる。
                                          (後藤昭夫 記)

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