講演 「これからの情報処理構築の潮流」
―電話、ファックス、メールから Web サービスへー
神田 晴喜氏(会員、電気・電子)
平成14年7月22日 (月) 18時〜20時 電気技術開発株式会社JRビル会議室 出席者15名
最初に、本日の資料の電子ファイルは3件共インターネット上の共用ファイルとして
保管してあるので細部はそれを利用して欲しいと紹介された。
最初の紹介資料は、情報通信の歴史年表で、1837年のモールスの電信機発明に始まる
電気通信の黎明期から、12の時代区分で最新の1998年からは情報処理のWebアプリケー
ション時代と表示され情報と通信を一緒に記した12頁のオリジナルのものである。
次の資料は、前記共用ファイルの紹介とログイン法の紹介が記されている。
中心となるプレゼンテーションソフトの資料は85画面の大作で、古い製品の写真等
逓信博物館で収集されたとのこと。
中心課題のWebサービスに対しては、企業間商取引(EDI:Electric Data Interchange)
の変遷として、企業間データ交換をバッチ処理で始め、次にIP(Internet Protocol)
ベースによる商取引からWebの活用で基幹システムと連携のないオンライン受発注、
更に基幹システムと連携、データ連携の企業間商取引 Web Application Integration
EDIへと進歩してきたものであることを説明いただいた。
インターネット上でのデータ交換を意識して設計されたXML(Extensible Markup
Language)については、その特徴と、基本仕様、関連仕様全てに対して7割程度
リストアップされているとの13画面を紹介いただいた。
XMLの特徴は、いわゆるホームページの記述言語であるHTMLと同じようにタグ(tag)
を使ったテキスト構造で、次のような表し方になる。
<社員番号>1000</社員番号>
HTMLとの違いは、タグ名をユーザが決められ、それを読むシステムや人間にデー
タの内容と意味を伝えることができる。テキスト形式なので、違うシステム間の
データ交換に適している。
Webサービスの例として、製造業のものと旅行サービス業のものを紹介していた
だいた。その便利さを良く理解できた。 (後藤昭夫 記)